本日の質問は3つのセグメントに分かれますね。

「梅毒って、1回なったら」「完治しても抗体が残っているから」「何回もなる」

結論
１．梅毒は一度感染したら、体内に抗体が残りますので、血液検査で陽性反応が出続けてしまいます。
２．完治しても抗体が残っている、のは確かですが、この場合完治はしているので問題はありません。
３．一度治っても、再び接触機会を持てば、何回もなります。

梅毒は回治ったら基本的にはその梅毒は再活性化することは無いと言われています。
だけどもう1度感染機会をもってもう1度感染してしまったら、また抗体が上がるっていうことがあります。

梅毒の検査は基本的には梅毒そのものを見るっていうPCR検査が実はありますが、日本国内では数か所の研究施設でしかできません。
つまり梅毒そのものがいて、それにくっつく抗体を我々は見ているんですね。これは血液検査になります。

なので通常はこの血液検査の抗体を見ています。基本的には抗体は体に残るので（記憶みたいなもの）、梅毒が残っているわけではないんですね。
再び感染機会や性行為で梅毒の人からもらってくるってこと全然ありうるんですね。

これは終生免疫（1回かかるともうかからないということ）ではないので抗体を持っていても、また梅毒を倒してくれることはありません。

梅毒のワクチンなんかが出来たらいいですよね。