私たちの課題

私たちの課題 Issue

銀座ヒカリクリニックは下記のミッションを掲げ、チームひとつになって日々性感染症の診療に従事してまいりました。

一、 正しい検査、治療を提供し、一日も早く平穏な日常を取り戻していただく

一、 SNSを通して、正しい医学知識を伝え、つらい気持ちを明るくする

性感染症に悩める患者様をエスコート、診察し、支えてきた一方で解決しなければならない課題もあります。

私たちは患者様に対して誠実に接することはもちろん、一緒に働く仲間のスタッフに対しても誠実に接したいと考えており、私たちの抱えている課題をご理解されたうえでご応募いただきたいと考えています。

社会的な課題:
ドクターショッピングが多い業界

ドクターショッピング

ひとりの患者様が様々なクリニックを受診してしまう事をドクターショッピングと言います。

すぐに検査や処方を受けたいのに通っているクリニックが休診日である、通っているクリニックでは希望の検査がしてもらえなかった、妊婦さんやほかの患者さんがいる空間で性的な話がしづらかった、薬代が高すぎた等……その理由は様々です。

このような訴えで当院を受診される患者様は大変多いですが、一方で当院の対応に不満をかかえ、他院を受診されている患者様もいらっしゃるだろうと推測できます。

ドクターショッピングは、一見、効率よく自身の希望の検査や治療が受けられているかのようですが、診療の一貫性が損なわれ、危険を伴います。「前の病院ではどのような検査をして、何という薬を飲みましたか?」という質問になかなか患者様は答えられず、ともすれば二重で検査をしてしまっていたり、別々の病院からそれぞれ同じ薬を処方され2倍飲んでいた、そしてそれをそれぞれの医師が把握していなかったという大変危険な事も起こる可能性があります。病歴をより複雑にしてしまい、治療のゴールが見えなくなってしまう方もいらっしゃいます。典型的な転帰を辿らない患者様に対しては、ひとりで、または少人数の医療チームでそれぞれの所見や評価をシェアしながら一人の患者様を診るべきです。

患者様がドクターショッピングしなくて済むようにできる限り患者様とコミュニケーションをとり、柔軟に対応し、患者様に寄り添った医療を提供できるよう私たちは努めなければいけません。

院内の課題:
ミスをなくす。

インシデント報告

銀座ヒカリクリニックは性感染症専門のクリニックですから、毎日、尿・うがい液・膣分泌物・血液などの検体を多く採取し、検査会社に提出します。結果は数日後に患者様個人のアプリに届くわけですが、届かない事が稀にあります。

むろん、こういった検査ミスはあってはなりませんが、人が関わっている以上、一定の頻度で(1000件に1件ほど)起こりうるのは事実であり、危機管理の考え方として、どんな人もミスをしてしまう事がある、という事実を前提に、ではミスが起こらないようにするにはどうしたらよいかを考える事が大切です。

例えば、検査ミスに関して言えば、検体を採取し損ねてないか、採取した検体の量は足りるか、検体シールは間違えていないか、検体情報を電子で検査会社に送信できたか、検査会社の集荷で渡しそびれはないか、検査会社から納期の期日通りにアプリに送信されたか、アプリから患者様に送信できたか、患者様がアプリを操作して結果を見れたか、患者様は結果を解釈する際の解説記事をご案内できたか―――。

検査以外にも、薬のお渡しに関してもこれは同様で、様々なフレーズでミスが起こりえます。

ミスがあった場合、上記のうちどのフレーズでミスがあったのかを明確にし、次回同様のミスがないようにインシデントレポートを記載し、スタッフ皆と共有します。こういった基本的な危機管理能力をスタッフのそれぞれがつけられるように私たちは徹底的に教育、研修を行っています。

むろん、ミスは少なければ少ないほど、インシデントレポートは多ければ多いほど良いのです。

スタッフ一人ひとりの課題:
ヒカリのスペシャリストになる

銀座ヒカリクリニックのスペシャリストになる

当院では患者様のお悩み、医療の相談について、間違って伝わらないよう、またプライバシーを最大限配慮するために、医師以外が直接患者様のカウンセリングを行う事はありません。

しかし、「先生には聞きづらいけどちょっとだけスタッフの方に聞きたい」ということはよくあります。また、お電話でのご対応も時として必要になります。

研修期間中は、患者様のお問いかけに関して、まずは診療日、診療時間、アクセスなどを把握し、お答えしていただきます。慣れてきたら、当院でどんな検査や治療がしてもらえるのか、だいたいの治療スケジュールはどのようか、どういった場合に再受診が必要になるか、等応えられるようにして頂きます。

たいていの答えは、ホームページやYou Tube動画にあります。私たち幹部やスタッフの仲間たちで発信している情報は直接患者様に届くため、日ごろからスタッフの皆さんはそれ以上のお勉強が必要になるわけです。

レストランのメニューの内容を聞いて、ウェイターさんが答えられなかったら不信感を持ちますね。私たちが皆さんに求めている事は、医療のスペシャリストになる事ではなく、銀座ヒカリクリニックのスペシャリストになっていただく事です。そうでなければ患者様をご満足して差し上げるのは難しいと考えています。日々の業務の中で大切と思う事はなんでも教えますが、スタッフになる皆さんが自主的に学ぶ姿勢がないとなかなか身に付きません。学ぶ姿勢といっても机に向かってお勉強する事を強いているわけではなく、日ごろから疑問に思った事、患者様が疑問に思うだろう事にアンテナを張り、当院のHPを見返したり、動画制作でテロップを作成するときに少し調べてみる等をすれば必要な知識は自然と得られます。

社会的課題、院内課題、個人の課題、これらを乗り越え、私たちのミッションの達成に努めましょう。

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