性感染症について|東京・性感染症内科|銀座ヒカリクリニック

知ることで、ご自分を守りましょう

知ることで、ご自分を守りましょう性感染症に対して『ちょっと不安になることがある』という気持ちを持っている方も多いと思います。性感染症にはエイズや梅毒のように放置すると命にかかわる病気もありますが、治療で比較的簡単に治る病気も数多く、深刻な病気でもしっかり治療することで完治し、健康な状態を維持することが望めます。

代表的な症状には、性器のただれやできもの、膿、かゆみ、排尿痛などがよく知られていますが、ほとんど症状を起こさないまま進行する性感染症や、男女で症状の出方が全く異なる性感染症も珍しくありません。どんな性感染症であっても、できるだけ早く検査を受けて適切な治療を受けることが重要です。

効果的な予防として心がけること、放置した場合どんなリスクがあるのか、どんなタイミングで検査を受ければいいのか、そして実際に必要になる治療内容といった正しい知識を得ることで不安は解消します。ご相談はオンラインでも承ります。

ご自分の未来を守るために、大切なパートナーやご家族を守るために、性感染症の基礎的な知識を身につけましょう。

性感染症とは

性感染症は、セックスによってうつるものと、血液や分泌物に触れてうつるものがあります。注意が必要なのは、感染する可能性のあるセックスには、オーラルセックスやアナルセックスも含まれるということです。気になる症状があったら受診するのはもちろんですが、症状がなくても「もしかしたら」と思うことがあったら早めに検査を受けることが重要です。
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主な性感染症は20種類くらいありますが、10人に1人が感染しているとされているHPV(ヒトパピローマウイルス)、20人に1人が感染しているとされているクラミジアのように感染率のとても高いものがあります。B型C型肝炎や性器ヘルペス、淋病は100人や200人に1人程度ですが、淋病は感染している相手との1回のセックスでうつってしまう可能性がとても高いという特徴があります。梅毒やHIVは1万人に1人に満たない感染率ですが、放置していると命にかかわる可能性があります。

発症率が比較的低く思われるかもしれませんが、予防の有無によって感染のリスクは大きく変わります。特に複数のパートナーがいる場合には注意が必要です。避妊法としては不要でも、性感染症予防にコンドームはとても有効ですから必ずつけるようにしてください。

まず知っていただきたいこと

分泌物の増加や匂いの変化などの症状で『性感染症になったかも』と不安になる方が多いのですが、雑菌の感染などによるケースも少なくないため、検査をしてみないと性感染症によるものかどうかはわかりません

性感染症は男女で症状が異なるものがたくさんあって、片方にだけ症状が出ている場合、無症状の方も感染していることが珍しくありません。症状を起こさない性感染症が発見されるのは、たまたま受けた検査でというケースが実はかなり多いのです。

症状がないけれど、放置によって不妊などのリスクがある性感染症はたくさんあります。特に感染率がかなり高いクラミジアは注意が必要です。クラミジアは薬だけの治療で簡単に治せますし、こうした性感染症は少なくありません。
→症状がある場合は、予約なしでもご受診いただけます。(当日予約はお電話でも承っております)

ある程度定期的にセックスをする場合には定期的な検査が必要です。ご自分とパートナーの未来を守るために定期的に検査を受けるようにしてください。

性感染症の基礎知識

性感染症は、セックス・オーラルセックス・アナルセックスといった性行為によってうつる病気の総称です。口や性器など体の一部に感染する病気と、血液中に侵入し体全体に感染する病気に分けられ口や性器の粘膜同士が触れる、あるいは血液や分泌物に自分の粘膜や小さな傷が触れるといった濃厚な接触がないと感染しません。

濃厚な接触がないと感染しない細菌やウイルスは、空気感染・飛沫感染などで簡単にうつってしまうそれらよりも、生き残るチャンスが圧倒的に少ないと考えられています。その理由は、早い段階で宿主(ヒト)に感染したことが知られてしまうと、適切に対処され、淘汰されてしまうためです。

こうしたことから、性感染症の多くは症状に乏しく、感染したことに気付かない方によって感染を拡げるタイプが圧倒的に多いのです。そして、早期には症状を起こさなくても進行すると深刻な症状を起こすものが多く、中には不妊の原因となるものや命に危険が及ぶものもあります。

やっかいな特徴を持った性感染症だからこそ、予防や定期的な検査が大切なのです。

性感染症のリスクと予防

性感染症の発症リスクは、行動様式によって大きく変わります。セックスをする機会が多く、相手が増えれば、当然ですが、リスクが上昇します。

性感染症の感染者数が増加傾向にあるアメリカでは、CDC(疾病予防管理センター)が性感染症の感染リスクについて報告を上げています。それによると、未婚・複数のパートナーがいる・25歳以下で定期的な性交渉がある・性感染症の感染経験がある・2ヶ月以内にパートナーが変わった・ネットでパートナーと知り合ったという条件があると感染リスクが高いとしています。

リスクが高い場合でも、コンドームを必ず使い、決まったパートナーとセックスすることでリスクは低減できます。ただし、こうした条件をいつも100%守りきれないこともあると思います。そしてコンドームが破れたり脱落したりするケースもあります。さらに性感染症の感染リスクは、ご自分だけでなくパートナーによっても大きく左右されます。行動に気をつけることで感染リスクを抑えることはできますが、完全な予防は難しいのです。

こうしたことから、性感染症は自覚症状がなくても定期的な検査が重要です。

性感染症の種類

性感染症にはさまざまなものがあります。中でも注意が必要なのは、感染力が強いもの、将来深刻な状態になる可能性があるもの、そして放置により命の危険が生じるものです。

よく知られた性感染症の感染率は、HPV(ヒトパピローマウイルス)が10人に1人、クラミジアが20人に1人と圧倒的に高くなっています。B型・C型肝炎、ヘルペス、淋病は100人に1人程度で、HIVと梅毒は1万人に1人程度とされています。

淋病

男性には排尿時の強い痛みや膿などの症状が現れやすいのですが、女性が感染してもほとんど症状を起こさないため、女性が感染に気付きにくい性感染症です。薬によって比較的簡単に治せますし、1回のセックスでうつってしまう確率がかなり高いため、クラミジアと同時に定期的な検査を受けると安心できます。

クラミジア

日本だけでなくアメリカでも増加傾向のある性感染症で、症状がほとんどないことが大きな特徴です。女性が感染したまま放置していると感染が子宮から卵管に拡がってしまい、卵管が詰まって不妊の原因になることがあります。薬剤を服用するだけで治りますが、女性がしっかり治してもパートナーが治療を受けていないと繰り返し感染することになってしまいます。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

 

梅毒とHIV

梅毒とHIVは、1万人に1人以下と感染率は低いのですが、放置することで命の危険につながる可能性がある性感染症です。梅毒は近年増加傾向にあり、早期の適切な治療で治すことができますので少しでも不安があるなら検査をおすすめしています。
HIVに関しては、治療法の進歩によって現在ではAIDSの発症を予防できるようになってきていますし、早期発見によって生命に危険が及ぶことも少なくなってきていますので、高リスクの方にとって検査はとても有意義です。
高リスクであるかどうかは一概には言えませんが、多数のパートナー・男性同性愛者とセックスした経験があるケースや、また麻薬を使用した経験がある場合には定期的な検査を受ける必要があります。また、性感染症になったことがある場合も1度検査を受けておくと安心できます。

B型・C型肝炎

肝臓に感染して肝炎を起こす性感染症です。B型肝炎は放置していると劇症肝炎に発展する場合があり、最も致命的なケースでは肝移植をしなければ命を助けられない事があります。C型肝炎は、70%が持続感染し、放置していると肝臓がんを発症するリスクが高くなります。不特定多数との性交渉で感染する可能性があがるので、定期的に検査をすることをお勧めします。

ヘルペス

外陰部がただれて潰瘍になります。唇にできる口唇ヘルペスと同じヘルペスウイルス(1型、2型)によって発症します。潰瘍が治ってもウイルスは体内に潜んでいて、免疫力が低下すると再発を繰り返すことがあります。女性がはじめて感染・発症した際には歩行困難になるほど強い痛みが起こるケースがありますが、再発時にはそれほど強い痛みが起こることはありません。治療でウイルスを取り除くことはできませんが、症状が現れた際には早めに治療を受けることで症状を和らげることができます。性器に潰瘍がある時には特異抗原検査といって、潰瘍底を綿棒でぬぐう検査ができます。潰瘍が枯れてかさぶたになっている場合にはぬぐいの検査は行えません。その場合は不安な行為から4週間ほど待って、血液でヘルペスの抗体検査を行います。この抗体検査は過去に1度でもヘルペスに感染した事があると陽性に出ますので、パートナーさんに感染歴があるか否かを確認したい場合にもご利用頂けます。パートナーさんに感染歴がない場合、症状がある時にセックスするとコンドームをつけていても感染しやすいため、注意が必要です。

HPV(ヒトパピローマウイルス)

種類が数多く存在し、感染しても自然に治ってしまうことも多いウイルスです。尖圭コンジローマというイボのようなできものが性器やその周辺にできる病気の原因となります。また高リスクタイプに感染した場合には子宮頸がん発症のリスクが上昇してしまいます。現在、ワクチン接種を受けることで、90%の尖圭コンジローマおよび70%の子宮頸がんは予防が可能です。そしてワクチン接種を受けていても、受けていなくても、尖圭コンジローマおよび子宮頸がんの早期発見には定期的な外陰部や膣の診察と子宮頸がん検診が必要です。

気軽にご相談ください

気軽にご相談ください予防にはコンドームの使用が効果的ですが、100%防げるわけではありません。そのため、決まったパートナー以外とのセックスをしない方でも、クラミジアと淋病の検査は定期的に受けることが重要です。それ以外の性感染症については、ご自分のリスクや思い当たることがあったら気軽に受診して、医師にご相談ください。
→お仕事などでお忙しい方はオンライン診療が便利です。全国どこからでも銀座の性感染症専門の医師にアクセスできます。

 

 

 

 

 

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