泌尿器科

慢性尿道炎症状
(慢性前立腺炎)

その尿道炎症状、諦めていませんか?

慢性尿道炎症状(慢性前立腺炎)とは?

尿道がムズムズしたり、排尿後の違和感や安静時の違和感など尿道炎症状があり、性感染症が疑われた際に、尿検査で何も菌が出ない、または炎症を示唆する白血球の上昇を認めない患者様がしばしばいらっしゃいます。
ひとつは新しい性感染症であるマイコプラズマ・ウレアプラズマに感染している可能性がありますが、それすら出ない事もあります。
その場合に、慢性前立腺炎の診断で前立腺のお薬を飲むと症状が軽快する事があります。それぞれの薬の特徴を以下に記します。

原因とは?

原因については、細菌感染、②前立腺への尿の逆流と炎症、③神経調節の異常、④前立腺の肥大などが考えられている。

①細菌感染 
性病の検査が必須であり、菌に対する抗生剤が処方されます。
②前立腺への尿の逆流と炎症 お薬1で改善する
③神経調節の異常 お薬2で改善する
④前立腺の肥大 お薬3で改善する

治療薬

お薬に関しては3種類のご用意があり、医師と相談し、まずは10日間の処方がなされます。効果がある場合には医師と相談し、長期にお薬を処方してもらう事ができます。

お薬1

菌はいなくても尿道や前立腺に炎症があり、症状を来していると考えられる場合に用いられるお薬です。
効果:前立腺の分泌機能を回復させ、間質周囲への炎症性細胞の浸潤を抑制する
成績:慢性前立腺炎63.8%(190/298)で、排尿困難、残尿感、排尿痛等の自覚症状及び他覚所見に改善が認められた

1日量 252㎎
用法用量 1日2回
1回2錠
10日分 ¥5,500
30日分 ¥11,000
60日分 ¥22,000
90日分 ¥33,000

お薬2

神経が知覚過敏になっていて、尿道炎症状が慢性化する事があります。
効能:神経を変調させる働きがあり、尿道違和感、尿道痛などの症状が治まる。

1日量 20㎎ 40㎎ 60㎎
用法用量 1日1回
1回1錠

1日1回
1回2錠

1日1回
1回3錠

10日分 ¥4,400 ¥7,700 ¥8,800
30日分 ¥11,000 ¥13,200 ¥14,300
60日分 ¥22,000 ¥26,400 ¥28,600
90日分 ¥33,000 ¥39,600 ¥42,900

お薬3

中年の男性は徐々に前立腺が肥大し、それに伴って尿道炎症状が悪化してしまう事があります。
効果:膀胱・尿道の血流改善、膀胱出口部閉塞改善

1日量

5㎎

用法用量 1日2回
1回1錠
10日分 ¥4,400
30日分 ¥11,000
60日分 ¥22,000
90日分 ¥33,000

これらのお薬を試していく事で不快な尿道炎症状が改善する方向に向くと日々の生活がとても生きやすくなります。心配な方はぜひご相談くださいませ。

診療の流れ

詳細な問診

徹底的な性感染症の尿検査

患者様に合った薬物療法

ED(Erectile Dysfunction)

EDEDは、勃起不全・勃起障害のことです。勃起しない状態、勃起まで時間がかかる、勃起が保てない、勃起した際の硬さが不十分など、満足できる勃起ができない状態を幅広く含みます。
ED薬については当院のYou Tubeチャンネルである、ぽいぽんchこと性感染症内科医ノリの動画でもご説明がございます。ご興味のある方はご参照ください。
『なぁたむが約の説明するよ』

『ED薬動画撮影後なぁたむ語る。聞き役ぽいぽん』

病気の症状として現れている可能性も

年齢のせいだとあきらめてしまうケースがありますが、疾患の症状として現れている場合があります。治療が必要な病気の発見のためにも受診は重要です。

治療による回復が見込めます

自信の回復や気持ちの余裕を持つために、パートナーとの良好な関係を保つために、治療による回復は役立ちます。

早期のご相談が効果的

回復しやすいため、早期のご相談が特に有効です。

EDを起こす原因

血管や神経の障害、精神的なストレス、服用している薬という3種類の原因によるものが多くなっています。複数の原因によって発症しているケースもあります。

器質性ED

動脈硬化などによる血管の障害や、神経障害など、器質的な問題によって起こっているEDです。
高血圧・糖尿病・脂質異常症などで血管への負担が続くと動脈硬化を起こします。動脈硬化により陰茎海綿体への血流が減少してEDを発症することがあります。
また、勃起に関係する神経が障害を受けてEDを発症することもあります。この場合の主な原因は、骨盤内手術による損傷や、糖尿病などによる末梢神経障害があります。
糖尿病は動脈硬化や神経障害を起こしやすいため、ED発症に大きく関係しているとされています。

心因性ED

ストレスやプレッシャーが原因になって起こっています。たとえば、勃起がうまくできなかったことが1回あって、それがストレスになって発症することがあります。

薬剤性ED

中枢神経に作用する薬など、特定の薬剤によってEDを発症することがあります。向精神薬などはEDを起こしやすいとされています。

EDの治療薬

日本は、厚生労働省から認可を受けているED治療薬が3種類あります。性交可能な状態に導くための薬で、バイアグラ、レビトラ、シアリスがあり、当院では手ごろの価格で患者様の経済的負担を軽減するため、それぞれジェネリック薬品のご用意がございます。
それぞれの薬剤は、効果の現れ方や感触、持続時間、食事と服用の関係などに違いがあります。好みやライフスタイル、体質などに合わせてセレクトできるようわかりやすくご説明しています。また、それぞれ1度試して状況などに合わせてチョイスすることも、より充実した時間を過ごすために役立ちます。
ご説明では、服用の注意点や副作用などについてもしっかりお伝えしていますので、気になることがあれば遠慮せずになんでもご質問ください。
なお、薬剤は院内処方でお渡ししています。

治療費用

*当院ではバイアグラ、レビトラ、シアリスなどの先発品はございません。全てジェネリックをご用意しています。
*こちらは全て国内の承認医薬品でございます。

*当院では1錠からの処方は致してございません。恐れ入りますが、下記料金表をご確認の上、ご来院いただきますようお願い致します。

ED治療薬 費用
シルデナフィル25mg ¥3,300/5錠

シルデナフィル50mg ¥5,500/5錠

バルデナフィル10mg ¥8,800/5錠

バルデナフィル20mg ¥9,900/5錠
タダラフィル10mg ¥7,700/5錠

タダラフィル20mg ¥8,800/5錠
タダラフィル5mg ¥8,800/20錠

※診察料(初診・再診料・初診料)は別途かかります。

ED薬の副作用

ほてり、頭痛、消化不良、はき気、鼻づまり、動悸などの副作用が報告されております。このような症状が出た場合はすぐに担当医師へご相談ください。

*ED薬で改善が認められない場合は下記、LOH症候群の治療をお勧めします。

男性更年期障害
(LOH症候群)

*以下、テストステロン補充療法は50歳以上の男性または閉経後の女性が対象です。

  • こんな症状で悩まれていませんか?

    疲れやすい、体がだるい
    意欲がわかない、いらいらする
    静的能力が落ちた気がする
    これらはテストステロンの低下が原因となっているかもしれません。
    テストステロンの低下による更年期症状をLOH症候群と言います。

  • 男性更年期障害とは

    女性の更年期障害は良く知られていますが、男性でも加齢に伴って、50歳ころからホルモンの分泌低下、身体機能の低下などにより更年期障害が起こります。
    加齢に伴い、ホルモンレベルの低下、精神・身体機能の低下、外部刺激・ストレスに対する脆弱化を伴い、下記のような身体症状、精神症状、性機能症状の悪化を招くのです。

  • テストステロン低下に伴う兆候、症状

  • 1.性欲と勃起能の低下(ED薬で改善しない)、夜間睡眠時勃起の減少
  • 2.知的活動、認知力、見当識低下および疲労感、抑うつ、短期などに伴う気分変調
  • 3.睡眠障害
  • 4.筋肉量と筋力低下に夜除脂肪体重の減少
  • 5.内臓脂肪の増加
  • 6.体毛と皮膚の変化
  • 7.骨減少症と骨粗鬆粗油に伴う骨塩量の低下と骨折のリスク増加
  • テストステロンとメタボリック因子の関連性

  • テストステロン低下により、糖代謝異常、インスリン抵抗性上昇、脂質代謝異常、高血圧、心疾患、動脈硬化、肥満、BMI増加などを来し、メタボリックシンドロームを誘発すると言われています。

    治療の重要性

    テストステロンは全身の多くの臓器に多様な作用をしているため、LOH症候群の治療はとても大切です。意欲、性欲、安定した睡眠、筋肉量の維持等の改善ばかりでなく、メタボリックシンドローム、認知症、骨粗しょう症などの観点からもしっかりと治療していく事がとても大切であると考えられています。

    診断法とは

  • 診断は血液検査(¥9,900)で行います。血液検査はなるべく、朝10-11時まで(空腹時)に計測します。

    【診断基準】

  • 総テストステロン値(TT):250ng/dL以下
    または
    遊離テストステロン値(FT):7.5pg/mL以下

    *測定値に関わらず臨床症状と合わせて総合的に判断する。

    他、当院では、本治療に関わる下記の項目も検査を行います。

  • 卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン、甲状腺機能、PSA

  • 治療法とは

  • テストステロンの補充は一般に、筋肉注射、飲み薬、クリームの3種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

ホルモン補充による治療方法は大きく分けて3つあります。1,テストステロン補充療法(エナルモン250㎎、筋肉注射)、2抗エストロゲン薬(クロミッド®)の内服療法、3,男性ホルモンクリーム剤(グローミン®)の塗布です。

エナルモン® クロミッド®  グローミン®

≪用法用量≫
筋肉注射
4
週毎に通院
 

≪用法用量≫
内服薬
1日25㎎半錠
30日分
または 
2日おきに1錠
 30日分

≪用法用量≫
軟膏
男性:1日2回
1回2㎝陰嚢、顎下、腹部に塗布する。
女性:1日1回
1回0.3㎝手に取り、粘膜以外の外陰部などに塗布する。

≪料金≫
初回3,850円
2回目以降
 8,250

≪料金≫
30日分 
158,800

≪料金≫
1本11,000円

≪メリット≫
・3つの中で最もテストステロンが増加し、低下による症状が改善する。
・即効性がある。

≪メリット≫
・子供が望める
・血中濃度の変動が少ない
・飲み薬なので注射より簡便

≪メリット≫
・生理学的範囲内で安定した血中濃度を得られる。
・有害事象が少ない。
・塗り薬なので注射より簡単。

≪デメリット≫
・血中濃度の変動が大きい
・精巣委縮
子供が望めない
・多血症

≪デメリット≫
・注射ほどのテストステロン上昇効果は望めない
≪デメリット≫
・注射ほどの即効性がない
・効果がマイルド
・毎日の塗布が面倒

*2024年05月現在、エナルモンは供給不良です。注射をご希望の方は随時お問合せ願います。

1,テストステロン補充療法
適応:50歳以上で、LOH症状および兆候を有する男性が対象となります。
注意:
①精巣が委縮するため、子供を望む方は治療ができません。
②前立腺がん、男性乳がんの方は治療ができません。
③多血症 → 定期的な採血が必要
④その他の有害事象として、睡眠時無呼吸症候群、肝機能障害、女性化乳房、皮膚障害、前立腺がん

    2,抗エストロゲン薬
    適応:子供を望む方で、テストステロン血中濃度を上げたい方が対象となります。
    注意:前立腺がん、男性乳がんの方は治療ができません。

    3,男性ホルモンクリーム剤
    適応:子供を望む方で、テストステロン血中濃度を上げたい方が対象となります。
    効果:男性ホルモン分泌低下に夜勃起力減退、早漏、陰萎、性欲欠乏、性感減退の改善。
    注意:前立腺がん、男性乳がんの方は治療ができません。

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