ブログ

2020.01.22

【おりものシリーズ】細菌性膣症について初めから丁寧に説明します。【性感染症関連疾患】

新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 ワタクシ性感染症内科医☆ノリは今年の抱負として、You Tubeチャンネル登録者数1000人を目標に頑張っていきたいと思います。 我々You Tuberは情報格差の是正がとても大切ですよね。それがまさにチャンネル登録者数を増加させたい理由の一つです。 誰でもどこの地域でも性感染症のお勉強ができる世界を提供したいと考えています。 さて、今回のテーマは『おりものの増加』というお話です。 病気になっておりものが増えるというのはどういった状態なのでしょうか。 そもそもおりものって正常な体ではどんな働きになっているの? という話はここでは割愛させていただきます。 おりものの増加する性感染症、特に性感染症関連疾患(Sex associated disease)は大きく分けて3つあります。 外陰部膣カンジダ症、膣トリコモナス症、細菌性膣症―――。 おりもの三兄弟―――。 その今回は第3弾(最終章)として、細菌性膣症について初めから丁寧にご説明します。 細菌性膣症の原因菌は、、、明確に特定できません。 あれかもしれないし、これかもしれないし―――。 明確に特定できないから『細菌性』とか『非特異的』と言います。 明確に特定はできないけれども、明確に除外しなければいけないのがこれまでの膣カンジダ症やトリコモナス症です。 おりものが増えて、かゆみや悪臭があって、カンジダやトリコモナスが除外されたら、本症を疑います。 ただし、混合感染している事も多いです。例えばカンジダ症+細菌性膣症という風に。 アミン臭と言って魚の腐ったようなにおいがする事から本症は自分で気づくことが多いです。 さぁ、今回も元気にお勉強していきましょう。ご一緒にどうぞ。