10代/ 女性
抗原検査陰性だが、性器ヘルペスを強く疑う一例
診断 性器ヘルペス疑い、細菌性膣症
エピソード
10代/ 男性
Before
閲覧注意
この写真には性器の描写が含まれております。
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After
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エピソード
嵌頓包茎
10歳代男性 SNSで出会った方とコンドームを用いない性交を行った。
4,5日前に性行為をし、翌日起きたら性器が腫れてしまった。性病のクリニックで、性病ではないと言われ、その後4日間放置。下着が当たると痛むが、親にも言えなかった。
当院を受診され、診察にて、包皮は著明な浮腫性変化を認めた(Before, 画像1,画像2,画像3,画像4)。用手的に包皮を圧迫し(画像5)、タイミングを見計らって皮を元に戻した(After)。
冠状溝の培養検査では、緑膿菌、シトロバクター、クレブシエラが検出された。本疾患は前医の指摘通り性感染症ではないので、今後再発する場合は泌尿器科受診を勧めた。
【解説:嵌頓包茎】
嵌頓包茎は時として皮が狭くなっている方が性行為やマスターベーションなどにより皮を剥いた後に何らかの原因で元に戻らなくなった場合に発症する。部位や行為後という羞恥心からなかなか病院受診ができずにいる方が散見される。今回は血流障害はなく、また当院で用手的に還納したが、血流障害を認めた場合には緊急を要する疾患である。恥ずかしさを捨て、急いで泌尿器科に駆け込んでほしい。もしそれがかなわない場合は当院のような性感染症のクリニックでもよい、まずは駆け込む勇気が自身のペニスを救うのである。
10代/ 女性
エピソード
梅毒、尖圭コンジローマ、咽頭淋菌感染症、咽頭クラミジア、膣カンジダ症
10歳代女性 ヘルス歴半年。週7日勤務1日5,6人接客。1か月前から不正出血あり。2日前から外陰部のかゆみ、全身の発疹が出て来た。手の平(画像1)、足(画像2)などに紅斑が散在。膣前庭部(画像3)、膣壁(画像4)などにコンジローマ結節が見られる。梅毒、尖圭コンジローマ、のど淋菌、のどクラミジア、カンジダ陽性。RPR128。全ての治療に約1か月半かかった。
→もし今、性器や全身にできものなどがあり、なかなか病院に行きづらい状況にいらっしゃる方は、まずはご相談だけでも構いません。簡単にできるWeb予約をお勧めいたします。
*尖圭コンジローマの治療費は、液体窒素による凍結療法(初回¥9,350、2回目から¥6,050)、ベセルナクリーム¥7,260(1週間分)、ヨクイニン(漢方)¥2,200(1週間分)であり、治療期間は1週間~2,3か月程度でございます。
*液体窒素およびベセルナクリームの副作用には陰部潰瘍、紅斑、びらん、表皮剥離、浮腫等、ヨクイニンの副作用には発疹、発赤、かゆみ、じんましん、胃部不快感、下痢など報告されております。このような症状が出た場合はすぐに担当医師へご相談ください。
*治療の効果や副作用には個人差がございます。