50代/ 男性
性病ではないデキモノ? ― 真珠様陰茎丘疹症(タイソン腺)と診断された50代男性の一例 Not an STD: Pearly Penile Papules (Tyson’s Glands) in a 50-Year-Old Man
診断 真珠様陰茎丘疹症、タイソン腺
エピソード
真珠様陰茎丘疹症、タイソン腺
🧍♂️ 患者さんの概要
50代男性。性風俗店で相手から「これはコンジローマ(性病のいぼ)では?」と言われ、不安になり来院されました。
ご本人は「昔からある」とのことでしたが、大切なパートナーがいるため、念のため診察を希望されました。
👩⚕️ 診察所見
診察では、陰茎の裏側(小帯付近)に小さな突起を確認しました。
これは真珠様陰茎丘疹症またはタイソン腺と呼ばれる、男性にみられる正常な皮膚の構造であり、病気や性病ではありません。
うつることも、治療が必要になることもありません。
🧬 専門医の解説
男性の場合、真珠様陰茎丘疹症(Pearly Penile Papules)やタイソン腺、陰茎縫線嚢胞、非性病性硬化性リンパ管炎などは、
いずれも自然な体の構造や一時的な変化であり、性感染症(STD)ではありません。
性感染症とは、特定の病原体(ウイルス・細菌など)が原因で性行為によってうつる病気を指します。
しかし、このような正常構造には病原菌は存在せず、人に感染させることもありません。
見た目が似ていても、実際には「病気ではないデキモノ」であることが多いため、
気になる場合は自己判断せず、性病専門クリニックなどで正確な診断を受けることをおすすめします。
💬 患者様のお声
自分では何かわからず不安でしたが、先生が一目で診断してくださり、とても安心しました。
性病ではないとわかって本当にほっとしました。
🩺 まとめ
陰茎や外陰部の「できもの」は、性感染症とは限りません。
真珠様陰茎丘疹症やタイソン腺はうつらない・治療不要の正常構造です。
見た目が似ていても自己判断は難しいため、不安なときは早めの受診で安心を得ましょう。
🌟 銀座ヒカリクリニックでは
当院では、「性病かもしれない」と不安な方のための正確な診断と丁寧な説明を行っています。
うつる病気とそうでないものを明確に区別し、不要な心配を取り除くことを大切にしています。
▶ 性感染症と正常構造の見分け方について詳しくはこちら




















