30代/ 男性
【症例紹介】皮膚が弱い男性に発症した尖圭コンジローマ ― ポドフィリンを使わず治癒した一例 Gentle Treatment for Genital Warts on Sensitive Skin – A Case Healed Without Podophyllin
診断 尖圭コンジローマ
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エピソード
尖圭コンジローマ
🔹患者さんの概要
30代男性。
陰茎の冠状溝(カリ首の周囲)に小さなイボ(尖圭コンジローマ)を認めました。
患者さんは皮膚がやや弱く、薬剤による刺激や潰瘍が出やすい体質でした。
🔹治療経過
【初診:202X年12月22日】
陰茎冠状溝に小さな鶏冠状結節を確認。(画像1)
液体窒素による凍結療法、ベセルナクリーム、ヨクイニン(漢方)を併用して治療を開始しました。
【6日後:202X年12月28日】
治療部位が軽く腫れ、ベセルナによる刺激で一部に浅い潰瘍が出現。(画像2)
皮膚が敏感なため、ベセルナの使用を中止し、創傷治癒軟膏で皮膚を保護しながら液体窒素治療のみ継続しました。
【約2か月後:202X年2月15日】
乾燥傾向が強く、イボの一部が増大。(Before, 画像3)
患者さんからポドフィリン治療の希望もありましたが、皮膚刺激を考慮し、保湿軟膏とビタミン補助で皮膚環境を整えつつ、液体窒素のみで治療を継続しました。
【約5か月後:202X年5月31日】
すべての病変が消失し、完全に治癒。(After, 画像4)
皮膚刺激を最小限に抑えながら、自然治癒力を引き出す形での治療が奏功しました。
🔹医師からのコメント
尖圭コンジローマの治療では、一般的に液体窒素、ベセルナ、ポドフィリンなどを併用します。
しかし、皮膚が敏感な方や潰瘍を起こしやすい方では、薬剤刺激による悪化や痛みが問題になることがあります。
この症例では、皮膚の再生力を保ちながら炎症を抑える治療方針をとり、結果的にポドフィリンを使用せずに治癒しました。
皮膚の状態に合わせた治療選択が重要であることを示す良い例です。
🔹まとめ
皮膚が弱い方は薬剤刺激で潰瘍や赤みが出やすい
保湿・ビタミン補助で皮膚環境を整えることが有効
液体窒素療法単独でも十分な治療効果が得られるケースあり
医師の経過観察と適切な治療法選択が再発予防の鍵
🩺銀座ヒカリクリニックでは
尖圭コンジローマの皮膚タイプ別治療を行っています。
皮膚が弱い方や刺激に敏感な方も、無理のない治療方法をご提案いたします。
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