20代/ 男性
乳首や乳輪にもできる?男性に発症した尖圭コンジローマの実例|液体窒素で治癒した症例 Genital Warts on the Nipple? A Rare Case of Condyloma Acuminatum on the Areola in a Young Male
診断 乳輪にできた尖圭コンジローマ
Before
After
Before
エピソード
乳輪にできた尖圭コンジローマ
【患者さんの概要】
20代男性。
1年前に尖圭コンジローマと診断され、他院で治療と再発を繰り返していました。
2年ほどお付き合いのあるパートナーがいらっしゃり、今回「完全に治したい」との希望で当院を受診されました。
【診察での所見】
恥毛部に3か所、陰茎体部に複数のイボ状の結節(尖圭コンジローマ)を認めました。
治療はベセルナ(イミキモド)軟膏、ヨクイニン(漢方)、液体窒素による凍結療法を併用しました。
ペニスの病変がすべて消失したタイミングで、患者さんから
「左の乳輪に小さなイボがあるのですが、これもコンジローマですか?」
との申し出がありました。
乳首を舐めるような性的行為はなかったとのことですが、
形態的に尖圭コンジローマの可能性が高いと判断し(Before)、
同部にも液体窒素治療を実施しました(画像1)。
【治療経過】
2週間後には乳輪部の結節は完全に消失し、再発も認められませんでした(After)。
乳輪や乳首に尖圭コンジローマができるのは比較的まれですが、
性行為以外でも皮膚接触や自己接種(自分の手を介して移る)などで感染する場合があります。
【医師からのコメント】
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因の性感染症です。
通常は性器周囲に発症しますが、まれに乳輪や肛門まわり、口唇などにも出ることがあります。
「乳首のイボ」「乳輪のブツブツ」などがある場合、
単なる皮膚病と思って放置してしまうケースもありますが、
性感染症の一つである可能性があります。
早期に検査・治療を行えば、跡を残さずに完治することができます。
自己判断せず、専門医の診察を受けてください。
【まとめ】
尖圭コンジローマは乳輪にも発症することがある
性的接触だけでなく、皮膚接触でも感染する場合がある
液体窒素で治療可能
早期受診・再発予防が大切
🩺 銀座ヒカリクリニックでは
尖圭コンジローマの即日検査・治療・再発フォローを行っています。
男性・女性ともに完全予約制・プライバシー保護で安心して受診できます。
















