症例写真

30代/ 男性

RPR陰性でも梅毒?亀頭に硬性下疳を認めた30代男性の超早期梅毒症例 Syphilis with Negative RPR? An Early Case of Primary Syphilis with Hard Chancre on the Glans in a Male Patient

Before

閲覧注意

この写真には性器の描写が含まれております。
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一期梅毒

After

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一期梅毒

Before

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エピソード

一期梅毒

患者さんの概要
30代男性。
5日前から亀頭に小さな「傷」ができたとのことで受診されました。
診察では、亀頭部に硬いしこりを伴う潰瘍(硬性下疳)を1か所認めました。(Before)
右鼠径リンパ節は無痛性腫大を認めました。(画像1)
この特徴的な所見から、梅毒の初期病変が疑われました。

検査と診断
即日行った血液検査では、TP抗体陽性。同日の定量検査では、
TP抗体:24(陽性)
RPR0.2未満(陰性)
という結果でした。
このため、梅毒の超早期段階またはTP抗体の偽陽性の可能性も考えられましたが、
臨床的には明瞭な硬性下疳を認めたため、専門医判断で梅毒と診断しました。

治療経過
抗菌薬アモキシシリン(AMPC)による内服治療を開始しました。
1週間後には亀頭の症状は軽快し(画像2)、
2週間後にはさらに症状改善し(画像3)、
TP:19
RPR:0.5(依然として陰性域)
とRPRの上昇はごくわずかでした。
1か月後の診察では、亀頭の潰瘍は完全に上皮化し、治癒を確認しました。(After)
4週間後の採血で
TP:24(陽性維持)
RPR:0.2未満(陰性のまま)
でしたが、補助検査FTA-ABS(蛍光トレポネーマ抗体吸収試験)にて陽性(40)を示し、
最終的に梅毒感染が確定しました。
(※本検査は2025年10月現在、実施不可)

医師からのコメント
梅毒の初期では、感染から数週間のあいだRPR検査が陰性のまま経過することがあります。
このため、「検査で陰性=梅毒ではない」とは限らないことが重要です。
典型的な硬性下疳やリンパ節腫脹など臨床的特徴があれば、血液検査結果に先行して治療を開始する判断が必要な場合があります。
今回のような症例は非常に早期に受診されたことで、重症化を防ぐことができました。

まとめ
梅毒初期ではRPRが陰性のまま経過することがある
硬性下疳(かたい潰瘍)は梅毒初期の特徴的所見
早期治療で合併症や感染拡大を防止可能
医師による臨床判断が診断の鍵となる

🩺 銀座ヒカリクリニックでは
梅毒をはじめとした性感染症の早期診断・即日検査・抗菌薬治療に対応しています。
症状が軽くても自己判断せず、早めの受診をおすすめします。

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