皆さん、こんにちは!
本日は、コンジローマをいち早く完治させたい患者様から質問をいただきましたので、それにお答えします。
質問のポイントとしては2点です。
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1.液体窒素治療中で、いち早く完治させたいが、ヨクイニンの併用は有効なのか
2.治療後に塗る軟膏などは貰ってしっかり塗った方がいいのか
1.液体窒素治療中で、いち早く完治させたいが、ヨクイニンの併用は有効なのか
A. 治りが早くなるのでヨクイニンは併用した方が良いです。
2.治療後に塗る軟膏などは貰ってしっかり塗った方がいいのか
A. 皮膚の状態を見ながら軟膏はしっかりと塗った方が良いです。
尖圭コンジローマで用いる軟膏には、ベセルナクリームと抗生剤のゲンタマイシンがあります。
ベセルナクリームはイボをどんどん削っていくような強いクリームなので、毎日連続で使用してはいけないなど、使用には注意が必要です。窒素でなかなか小さくならない場合にはベセルナを併用すると小さくなってくれます。
一方、ゲンタマイシンは抗生剤入りの軟膏で直接コンジローマのイボを縮小するものではありませんが、液体窒素やベセルナクリームなど強い治療作用で皮膚がただれてしまった際に塗ると皮膚の上皮化を助け、二次感染を防いでくれます。
ところで、尖圭コンジローマのイボが小さくなる“しくみ”はどのようになっているのでしょうか。
液体窒素による凍結療法とは、物理的にイボを冷やして凍らせて、ウイルスを死滅させていく方法でです。
ベセルナクリームは免疫賦活化とって、患者さん自身の免疫状態を活性化させて治療していく方法です。
作用機序の異なる2つの治療(ヨクイニンを加えると3つの治療)を組み合わせると相乗効果抜群なのです。
*治療の効果や副作用には個人差がございます。
まとめ:軟膏大事(^^♪
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