40代/ 男性
何度も再発した尖圭コンジローマ ― 薬の組み合わせ変更で完治に至った40代男性の一例 Recurrent Genital Warts Successfully Treated with Combined Therapy – A Case in a 40-Year-Old Man
診断 尖圭コンジローマ
Before
エピソード
尖圭コンジローマ
🧍♂️ 患者さんの概要
40代男性。X年4月、前医で尖圭コンジローマと診断され、液体窒素による治療を希望したものの実施されず、ベセルナクリームによる治療を行っていました。
しかし改善せず、治療を求めて銀座ヒカリクリニックを受診されました。
👩⚕️ 診察所見
診察では、包皮に複数の小さなイボ(尖圭コンジローマ)を確認。
来院当日に液体窒素による凍結療法を実施し、2週間後にはほぼ消失しました。
💊 経過
その後、再発を2回認めました。
1回目の再発(5月):液体窒素+ヨクイニン+ベセルナの併用で治療。
2回目の再発(7月):2か月間治療しても残存病変があり、「難治性コンジローマ」と判断。
→ 5FU(ファイブエフユー)軟膏を追加したところ、全ての病変が消失。
以後、4か月間の経過観察で再発は認めず、最終的に完全治癒となりました。
🧬 専門医の解説
尖圭コンジローマは、同じ治療を続けていても改善しない「難治性」のケースが少なくありません。
そのような場合、薬剤の種類や組み合わせを変えることで劇的に効果が出ることがあります。
当院では性感染症専門クリニックとして、一般の医療機関ではあまり扱われない治療薬も常備しています。
たとえば、かつて使用されていた5FU軟膏(承認適応外使用)やブレオマイシン軟膏、さらに海外では標準治療薬として使われているポドフィリン溶液(未承認適応使用)など、複数の選択肢を用意しています。
治りにくい症例でも、「あきらめずに治療を継続することで完治できる」――この症例はその良い例です。
他院でなかなか治らなかった方も、ぜひご相談ください。
💬 患者様のお声
何度も再発して心が折れそうでしたが、先生が「他のお薬を試してみましょう」と言ってくださり、最後まで治療を続けられました。
今では完全に治ったと思います。本当に助かりました。
🩺 まとめ
尖圭コンジローマは再発しやすい感染症ですが、治療薬の組み合わせや切り替えによって改善できるケースが多くあります。
大切なのは「諦めずに治療を続けること」。患者さんと医師が一緒に完治を目指すことで、確実に前進できます。
🌟 銀座ヒカリクリニックでは
当院では、尖圭コンジローマの再発例・難治例にも対応しています。
症状・皮膚状態に合わせ、液体窒素、ヨクイニン、ベセルナ、5FU、ポドフィリンなどを組み合わせ、最適な治療を行っています。
▶ 尖圭コンジローマの治療について詳しくはこちら
記事監修
院長 剣木憲文(けんのき のりふみ)
医師、医学博士
日本性感染症学会認定医
銀座ヒカリクリニック院長

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メディア(取材)
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