症例写真

20代/ 女性

おりもの増加と痛みの原因は? ― 性器ヘルペス初感染だった20代女性の一例 Pain and Vaginal Discharge Caused by Primary Genital Herpes – A Case in a Young Woman

Before

閲覧注意

この写真には性器の描写が含まれております。
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エピソード

性器ヘルペス(単純ヘルペス1型)

🧍‍♀️ 患者さんの概要

20代女性。ピンサロ勤務1年、ソープ勤務半年。

「デキモノができた」「おりものが増えている」「口内炎もある」と訴えて来院されました。

全身的にも疲れが強く、不調を感じていたとのことです。


👩‍⚕️ 診察所見

診察では、膣前庭部の6時方向および会陰部の5時方向に潰瘍性病変(ただれ)を認めました。

検査の結果、

  • 単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)陽性

  • 梅毒陰性

  • マイコプラズマ・ホミニス陽性

  • ウレアプラズマ・ウレアリチカム陽性

    でした。

これらの所見から、性器ヘルペス初感染を主体とした複合的な感染と診断されました。


🧬 専門医の解説

性器ヘルペスの初感染は非常に強い炎症と痛みを伴い、全身の免疫力も低下します。

その結果、他の性感染症(マイコプラズマやウレアプラズマなど)に同時感染しやすくなることがあります。

ヘルペスは「初感染」と「再発」で性質が異なります。

初感染は性行為によって人からうつりますが、再発は免疫が下がった時に自分の体内でウイルスが再び活動するため、他人からうつされるものではありません。

今回のようなヘルペス1型(口唇型)による性器感染は、再発率が低い傾向があります。

適切な治療により、数週間で症状は軽快し、半年以上再発しないケースも多く見られます。


💬 患者様のお声

おりものも増えて、喉も痛く、口内炎もあって本当に不安でした。

検査でヘルペスと聞いたときは落ち込みましたが、1型は再発が少ないと知り、気持ちが軽くなりました。

早く診断して治療してもらえたおかげで、今はすっかり元気になりました。


🩺 まとめ

性器ヘルペスは、初感染の際に発熱や強い痛みを伴うことがあります。

見た目だけでは判断が難しく、他の感染症を合併している場合もあります。

早期の検査と正確な診断が回復への近道です。


🌟 銀座ヒカリクリニックでは

当院では、性器ヘルペス・マイコプラズマ・ウレアプラズマなどの性感染症を同時に検査できる総合的な診断を行っています。

初感染・再発のどちらにも対応し、症状に合わせた治療を行います。

▶ 性器ヘルペス・性感染症の検査と治療について詳しくはこちら

記事監修

院長 剣木憲文(けんのき のりふみ)

医師、医学博士
日本性感染症学会認定医
銀座ヒカリクリニック院長

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