性病検査はどこで受けられる？

保健所、郵送検査、クリニック（保険診療、自由診療）等で受ける事ができます。この中で無料で受けられるのは「保健所」だけで、即日検査結果が出るのはおそらく自由診療クリニックだけです。

それぞれのメリットデメリットを、まずはざっくり解説します。

＊それぞれの共通項は、基本的には検査精度自体はどこでも高いという事です。その理由は、どこの施設で検査を受けても最終的には「衛生検査会社」に検体を運びそこでの検査になるためです。

クリニックは更にオンライン診療と対面診療で別れます。そのメリットデメリットもまとめてみましょう。

＊銀座ヒカリクリニックでは、待合室は完全個室で、コンセント付きで、ゆったりとくつろげます。

＊銀座ヒカリクリニックのオンライン診療はこちらから。

まずは保健所、検査会社、クリニック、そしてオンライン診療、対面診療についてざっくりと比べてみましたが、これだけだとよくわからないと思うので、実際に調べてみましょう。

こちらが東京都中央区のＨＰより得られた性病検査の情報です。（皆さんは最寄りの自治体ＨＰまたは保健所ＨＰをご参照ください）

これを例えば当院でするとどのようになるか見ていきましょう。

【解説】
＊1万円を超えると「高い」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、都内の自由診療クリニックの相場では、検査1項目￥8,800として、3つの検査なので、￥26,400です。ちなみに症状がなければ保険診療のクリニックでも保険は適応されません。
＊保健所での検査は男性も女性も同様です。女性の性器の検査はおりもので行うべきですが、保健所ではおりものの検査ができないところが多く、どうしても簡易的な尿検査になってしまいます。尿では陰性であってもおりものからは検出されたという事は多くあります。
＊咽の検査が希望でも、保健所でのどの検査までできる所はほとんどありません。
＊マイコプラズマ、ウレアプラズマの性感染症が最近では話題になっていますが、保健所ではできません。

【結論】
きちんと予約ができれば「無料」で検査は受けられますが、この検査だけでは不十分であると言わざるを得ません。

性病検査の種類

ちなみに性病検査の種類には尿検査・血液検査の他にどんな検査があるのでしょうか。
【おりもの検査、喉の検査、皮膚ぬぐいの検査】
しかし保健所では、尿検査の淋菌、クラミジアと、血液検査のHIVのみでした。（各自治体によっても異なるとは思います）これでは不十分です。

この中で、医師がいるのといないのとで、結果が変わってくる検査とは？

【おりもの検査、皮膚ぬぐい検査】
→この時に医師が性器の視診をする事によって、尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、伝染性軟属腫、梅毒等が見つかる事があります。

医師がいなくても結果が変わらない検査とは？

【尿検査、喉の検査、血液検査】

検査結果の解釈にある程度医師の助言、解説が必要となる検査は？

少し細かい検査内容に成りますが、以下が考えられます。
【尿沈渣、尿検査が全て陰性なのに尿道炎がある場合、おりもの一般細菌の検査、HIV検査、梅毒定量検査、HPV検査結果、性器ヘルペス抗体検査結果】

結局、どこで性病検査を受けるのがベスト？

ズバリ個人の価値観と置かれている状況によります。この場合の価値観とは、羞恥心、心配・不安、健康志向、相手の心配・不安などが考えられます。置かれている状況は二つ、症状があるか無いかです。