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2026.07.28

性器ヘルペス再発抑制療法|バラシクロビルで再発・感染リスクを減らす


性器ヘルペス|再発抑制療法

「またヘルペスが出るかも」
その不安を、毎日の治療で減らす。

繰り返す性器ヘルペスには、
症状が出てから治すだけではない治療があります。

バラシクロビルを毎日内服する
「再発抑制療法」は、
性器ヘルペスの再発を減らし、
パートナーへの感染リスクを低下させることも期待できる治療です。

ただし、その前に大切なことがあります。
それは「本当に性器ヘルペスなのか」を正確に診断することです。

まず大切なのは「正確な診断」です

性器に水疱や潰瘍があり、痛みがある。
そのような症状を見ると
「性器ヘルペスですね」
と診断されることがあります。

しかし、

性器に潰瘍があるからといって、
必ずしも性器ヘルペスとは限りません。

性器ヘルペスは、一度診断されればその後の生活やパートナーとの関係にも
長く関わる診断です。だからこそ、見た目だけで決めつけず、
必要な検査を行い、正確に診断することを大切にしています。

性器の潰瘍=ヘルペス、ではありません

性器に潰瘍をつくる病気には、
性感染症だけでなく、性感染症ではない病気もあります。

性器ヘルペス

HSV-1またはHSV-2による感染症です。
水疱、びらん、潰瘍、痛みなどを生じます。

梅毒

梅毒でも性器に潰瘍ができます。
見た目だけでヘルペスと判断せず、
梅毒も鑑別することが重要です。

軟性下疳

日本では非常にまれですが、
痛みを伴う性器潰瘍の原因になります。
海外渡航歴なども診断の手がかりになります。

性感染症ではない病気のこともあります

帯状疱疹

水痘・帯状疱疹ウイルスによる病気です。
子どもの頃などに感染した水ぼうそうのウイルスが
再活性化して発症します。

性器に発症することもありますが、
性感染症ではありません。

ベーチェット病

外陰部に繰り返し潰瘍を生じることがあります。
症状や経過によっては、
ヘルペスなどの性感染症との鑑別が必要です。

固定薬疹

薬剤が原因となり、
同じ場所に繰り返し皮疹やびらんを生じることがあります。
性器に現れる場合もあります。

その他の疾患

性器潰瘍にはさまざまな原因があります。
治療しても改善しない場合には、
診断そのものを見直すことも大切です。

「片側だけだから帯状疱疹」とも限りません

zosteriform herpes simplex

帯状疱疹は、体の左右どちらか一方に偏って病変が現れることが多い病気です。
しかし、性器ヘルペスでも帯状疱疹のような分布を示すことがあります。
このような病変は
zosteriform herpes simplex
と呼ばれることがあります。

「右側だけだから帯状疱疹」
「痛い潰瘍だからヘルペス」
と見た目だけで判断すると、
診断を誤る可能性があります。

見た目は診断の大切な手がかりですが、
必要に応じてHSV・VZV・梅毒などを検査し、
症状や経過と合わせて判断することが重要です。

「ヘルペスだと思っていたけれど、違った」ということがあります

当院には、すでに他院で
「性器ヘルペス」と診断された方も受診されます。

実は帯状疱疹だった

「一生ヘルペスと付き合うのか」と悩んでいたものの、
詳しく確認すると帯状疱疹であったケースがあります。

実は梅毒だった

ヘルペスとして治療を続けても改善せず、
当院で検査した結果、梅毒であったケースもあります。

実はベーチェット病だった

ヘルペスや梅毒の既往があり、
新しい性器潰瘍も性感染症と思われていたものの、
最終的に別の疾患であったケースもあります。

正しい診断がついて初めて、正しい治療へ進むことができます。

性器ヘルペスを繰り返す方へ|再発抑制療法

性器ヘルペスと正確に診断され、
何度も再発を繰り返している方には、
再発するたびに治療する方法だけではありません。

バラシクロビルを毎日1錠内服する

再発抑制療法では、
バラシクロビル500mgを原則として1日1回、
症状がない日も継続して内服します。
ウイルスの再活性化を抑えることで、
性器ヘルペスの再発を減らしていく治療です。

70~80%
再発頻度を減少

再発を頻繁に繰り返す方では、
再発抑制療法によって再発頻度が
70~80%減少することが報告されています。

感染リスクも低下
パートナーのためにも

毎日のバラシクロビル内服は、
HSV-2をパートナーへ感染させるリスクを
低下させることも示されています。

「出たら薬を飲む」から「出にくくする」へ

再発するたびに治療

ピリピリする、痛い、水疱が出る。
そのたびに薬を飲んで治療する方法があります。

再発が少ない方には、
この方法が合っている場合もあります。

毎日飲んで再発を抑える

再発が多い方では、
症状がない日も毎日内服し、
そもそも再発しにくい状態を目指します。


「いつ出るか分からない」という不安そのものを
減らしたい方にも適した治療です。

再発抑制療法を続けるメリット

  • 性器ヘルペスの再発回数を大きく減らせる
  • 再発のたびに薬を準備する負担を減らせる
  • 「また出るかもしれない」という不安を軽減できる
  • 仕事や旅行など、大切な予定への不安を減らせる
  • パートナーへのHSV-2感染リスクを低下させることが期待できる
  • 再発を繰り返す方ではQOLの改善も期待できる
「再発したら治す」を繰り返している方ほど、
一度、再発抑制療法について考えてみる価値があります。

症状がない日にも、感染することがあります

性器ヘルペスは、
水疱や潰瘍が出ているときだけ感染するわけではありません。

見た目には何も症状がない時期でも、
HSVが性器周辺から排出される
「無症候性ウイルス排泄」
が起こることがあります。


「症状がない=絶対にうつらない」ではありません。

再発抑制療法は、再発を減らすだけでなく、
パートナーへの感染リスクを下げるための選択肢にもなります。

ただし、再発抑制療法を行っていても
感染リスクをゼロにすることはできません。
症状がある時期の性交渉を避けることや、
コンドームを使用することも大切です。

性器ヘルペス再発抑制療法の料金

当院では、続けやすさを考え、
30日・60日・90日分をご用意しています。


まず始めたい方

30日分
9,900円
バラシクロビル500mg
1日1錠


2か月分

60日分
19,800円
バラシクロビル500mg
1日1錠


継続する方におすすめ

90日分
29,700円
バラシクロビル500mg
1日1錠

長く続けている方には、継続価格をご用意しています

性器ヘルペスは長く付き合っていくことのある病気だからこそ、
当院では長期的に再発抑制療法を続けている方の
負担を少しでも抑えられる料金をご用意しています。


1年以上継続された方


90日分 28,050円


3年以上継続された方


90日分 26,400円

遠方の方はオンライン診療にも対応しています

毎日の治療だから、通院の負担を少なく。

再発抑制療法は継続することが大切です。
一方で、お薬を継続するためだけに
毎回遠方から受診することが負担になる方もいらっしゃいます。

当院では、診療内容や状態に応じて
オンライン診療でのご相談・継続処方にも対応しています。

東京・銀座への通院が難しい方も、
性器ヘルペスの再発抑制療法についてご相談ください。

診断から再発抑制療法まで

まずは診察

水疱、潰瘍、痛み、再発の頻度、
過去の診断や治療歴などを確認します。

必要な検査を行います

病変がある場合には、
性器ヘルペスだけでなく、
必要に応じて梅毒や帯状疱疹なども考えて検査します。

性器ヘルペスを正確に診断

症状、経過、検査結果を合わせて診断し、
適切な治療をご提案します。

再発を繰り返す方は再発抑制療法へ

バラシクロビル500mgを原則1日1回内服し、
再発しにくい状態を目指します。

よくある質問

Q. 性器に痛い潰瘍があればヘルペスですか?

必ずしもそうではありません。
梅毒、帯状疱疹、ベーチェット病、固定薬疹などでも
性器に潰瘍を生じることがあります。
見た目だけでなく、必要な検査を行うことが重要です。

Q. 再発抑制療法とは何ですか?

ヘルペスが出たときだけ薬を飲むのではなく、
症状がない日も抗ウイルス薬を毎日内服し、
再発そのものを減らす治療です。

Q. どのくらい再発を減らせますか?

再発を頻繁に繰り返すHSV-2性器ヘルペスでは、
再発抑制療法によって再発頻度を70~80%程度減らせることが
報告されています。

Q. パートナーにうつす可能性も減りますか?

はい。
HSV-2性器ヘルペスでは、
バラシクロビルを毎日内服することで、
パートナーへの感染リスクを低下させることが示されています。
ただし、感染を完全に防ぐ治療ではありません。

Q. 症状がなくても毎日飲むのですか?

はい。
再発抑制療法では、
症状がない期間も継続して内服することで
ウイルスの再活性化を抑えます。

Q. 長期間飲み続けても大丈夫ですか?

バラシクロビルなどを用いた長期の再発抑制療法については、
有効性と安全性が確認されています。
腎機能や年齢、ほかのお薬などによって注意が必要な場合がありますので、
診察時に確認します。

Q. 一生飲み続ける必要がありますか?

必ずしも一生続ける治療ではありません。
再発頻度は時間とともに変化することがあるため、
状況をみながら継続について相談します。

Q. 遠方でも処方してもらえますか?

診療内容や状態に応じて、
オンライン診療でのご相談や継続処方にも対応しています。

性器ヘルペスを、正確に診断するために

銀座ヒカリクリニック 院長 剣木憲文 性器ヘルペス診療


性感染症診療を専門とする医師

院長 剣木 憲文

性器ヘルペスの診療で私が特に大切にしているのは、
最初の診断をできるだけ正確に行うことです。

「ヘルペスは一生治らない病気だと言われた」
と不安を抱えて受診された方が、
詳しく調べると帯状疱疹だったこともあります。

反対に、ヘルペスとして治療しても改善せず、
検査をすると梅毒だったケースもあります。

性器の水疱や潰瘍をすべてヘルペスと考えるのではなく、
病変の特徴、経過、必要な検査を組み合わせて診断する。
そのうえで性器ヘルペスであれば、
再発の回数や生活への影響に合わせて
再発抑制療法を含めた治療をご提案します。

「また再発するかも」と悩み続けなくていい治療へ

性器ヘルペスを繰り返すと、
痛みだけでなく、
「いつ再発するのか」
「パートナーにうつしてしまわないか」
という不安を抱える方も少なくありません。

再発するたびに治療する方法から、
再発そのものを抑える治療へ。

繰り返す性器ヘルペスでお悩みの方は、
再発抑制療法について一度ご相談ください。

ヘルペスに振り回される毎日から、
再発を抑える毎日へ。

まずは正確に診断する。
そして性器ヘルペスであれば、
再発をできるだけ減らしていく。
当院では、その両方を大切にしています。


性器ヘルペス再発抑制療法を相談する

※性器の水疱・びらん・潰瘍には、性器ヘルペス以外の疾患が含まれることがあります。診察および必要な検査により医師が診断します。
※再発抑制療法の適応や投与方法は、症状、再発頻度、既往歴、腎機能、使用中のお薬などを確認して医師が判断します。
※再発抑制療法により再発やHSV-2感染のリスクを低下させることはできますが、完全にゼロにするものではありません。
※症状がある時期には性交渉を避け、必要に応じてコンドーム等を使用することが重要です。
※妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方は診察時にお申し出ください。
※自由診療です。