30代/ 女性
コンドームを用いない性交4,5日後に発症した1型単純ヘルペス感染の一例
診断 両側小陰唇、右大陰唇、クリトリス周囲の潰瘍を伴う1型単純ヘルペス感染
エピソード
両側小陰唇、右大陰唇、クリトリス周囲の潰瘍を伴う1型単純ヘルペス感染
30歳代女性 3週間前に今のパートナーと付き合い、1週間前にコンドームを用いない膣性交を行った。最初はコンドームをしていたが、途中でなくなり、しなくなった。4,5日前から尿道の違和感があり、今は排尿痛がある。陰部の周りにニキビのようなできものができて来た。発熱はない。診察で両側小陰唇に多発する潰瘍を認める。右大陰唇にも1つの潰瘍を認める。クリトリス周囲にも潰瘍が見られる。1型単純ヘルペス特異抗原検査陽性。バラシクロビルが処方され、2,3日で痛みが消失した。